乳がん看護認定看護師

岡本 延枝

乳がんは年々増加し、女性の臓器別がん罹患率では第1位となっています。現在、我が国では年間80,000人を超える方々が乳がんと診断され、女性の12名に1人が乳がんに罹患する計算となっています。また、日本人の乳がん罹患年齢は、40歳後半から50歳前半の女性が多く欧米諸国より若いとされています。そのため、今まで健康に過ごしていた方が、乳がんと診断されることによって、大きなショックを受けるとともに、これからの生活への不安に襲われることが、とても強い方が多くいらっしゃいます。乳がんの治療は、乳がんのタイプやステージによって治療法が異なる上、治療に関わる様々な意思決定を短期間の内にしなくてはならず、混乱を生じてしまいます。私は現在、外科外来に所属しております。これから受ける治療に対する不安や心配事(仕事はできる?妊娠はできる?乳房再建がしたいなど)の相談、日常生活の過ごし方など一緒に考えていきます。患者様の環境を整えるために、外来看護師はもちろん、病棟看護師やホームケア、MSW、薬剤師、リハビリテーション部門など多職種が連携し、患者様一人一人がなど乳がんの治療を継続できるように支援していきます。