透析看護

高橋 雅子

慢性腎臓病患者さんは、国民の8人に1人いると言われています。腎臓は、加齢や生活習慣と深い関わりがあり、一度悪くなると元には戻りません。食事や日常生活の中で残っている腎機能を守るために出来ることを患者さんやご家族と一緒に考えていくことが必要です。しかし、どんなに日常生活の中で腎臓を守ろうと思っていても機能が低下してしまうことがあります。腎臓の働きが悪くなると尿が作れなくなったり、身体に毒素が溜まってしまうため腎臓の代わりをする治療が必要になります。腎臓の代わりをする治療を腎代替療法と言います。その方のライフサイクルや生活スタイルに合わせた最適な腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)を見つけるために、医師や臨床工学技士(透析医療チーム)と共に説明し、自己決定支援を行っていきます。また、透析を受けている患者さんには専門的な知識と技術を用いて、その方が透析を受ける前に大切にしてきたことやその方らしさを忘れずに透析を受けられるように関わっていきたいと思っています。